2009年10月23日

症状固定とは?



交通事故で傷害を負い、入通院を続けていると、
治療が完了し完治するときがきます。

この時点で損害額が確定し、
示談ないし訴訟の手続に入っていくことになります。

ところが、治療を続けても完治せず、
後遺障害が残ってしまう場合があります。


この場合は、どのような手続になるのでしょうか。


後遺障害とは、自動車損害賠償保障法(自賠法)施行令によると、
「傷害がなおったとき身体に存する傷害をいう」と規定されています。

「なおったとき」と言っても、
実際には治らないから後遺障害というわけです。

したがって一般には、
この「なおったとき」というのを症状固定と言います。

そして、この認定は、労災基準に準拠しています。


労災基準には、
もう少し詳しく後遺障害について説明がなされています。

労災基準では、症状固定について、

「傷病に対して行われる医学上一般に承認された
治療方法(以下「療養」という)をもってしても、
その効果が期待し得ない状態(療養の終了)で、
かつ残存する症状が、自然的経過によって到達すると
認められる最終の状態(症状の固定)に達したときをいう」


と規定されています。

簡単に言うと、

「これ以上治療を継続しても、治療効果が上がらなくなった状態」のことです。


主治医と相談し、このような状態になったと判断されれば
症状固定とします。

症状固定となると、それ以上治療を継続しても、
治療効果が上がらないわけですから、
その後治療を継続したとしても、
原則として治療費損害賠償の範囲に含まれません
(もちろん、症状が固定しても、医学上治療が必要な場合は含まれます)。

また、症状固定後の休業損害は、
後遺障害逸失利益に含まれて計算されるため、
休業損害は発生しないことになります。


つまり症状固定により、交通事故によって被った損害が確定し、
示談ないし訴訟手続に移行することになるわけです。





posted by 交通事故.com at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 症状固定 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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